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フルトヴェングラーらしさが発揮できなかったブラームス

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ヨハネス・ブラームス(1833-1897)作曲
ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 作品102
交響曲第1番ハ短調 作品68
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ボスコフスキー(Vn)、ブラベッツ(Vc)
ライヴ録音1952年1月27日 ムジークフェライン大ホール

 

貴重なフルトヴェングラーのライヴ録音。
録音の質も悪くなく鑑賞に堪えられるレベルです。

 

以前、宇野功芳氏の著書でブラームスの1番こそフルトヴェングラー向きの曲なのに内容の良いものがない、と書いていましたが、僕も実はこの録音を楽しみにしていましたが、フルトヴェングラーとしては大人しい演奏で、あれっ、気持ちが乗ってないの?とちょっと勘ぐってしまう演奏です。

 

ティンパニーが鈍いの残念ですね。宇野さんもそこを最大の欠点としてあげています。

 

ただ、ブラームスの第1番の他の録音を見ると、録音も含めてこれが一番かなと思います。

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良いところは、ウィーンフィルの弦の豊潤なサウンドと木管の哀愁を帯びた音色は特筆すべきものです。

 

その点、ハイドンの主題による変奏曲と二重協奏曲は、緩急をつけて
興に乗った演奏をしているので、やはりフルトヴェングラーの解釈なんでしょうね。

 

ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲はおとなしい演奏で魅力に欠けるのが残念ですね。





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