こんにちは、
ともやんです。
秋山和慶氏は、先日82歳になった日本クラシック音楽界の重鎮です。
小澤征爾さんと共に斎藤秀雄氏に指揮を学び、その後も小澤さんの盟友としてサイトウ・キネンの活動に尽力されています。
また東京交響楽団の指揮者を40年以上務め多くの名演や録音を残しています。
僕は20年以上前の2001年12月24日に秋山さんの指揮の下でヘンデルの「メサイア」を歌ったことを生涯の思い出にしています。
秋山和慶の印象
2001年12月24日に川崎市高津区にある洗足学園の前田ホールでヘンデルの「メサイア」を歌いました。
まさに一生の思い出となっていますが、僕が所属する合唱団の主催でオーケストラが、秋山和慶指揮東京交響楽団だったのです。秋山氏に依頼した経緯はわかりませんが、秋山氏は、1969年から洗足学園大学の音楽学部客員教授を務めてらしているので、多分その辺の繋がりかと思います。
本番の数日前にリハーサルがあって、今は分かりませんが、当時東響の練習場が新宿の大久保にあって、そこの練習で初めて秋山氏を拝見しました。
当時から頭髪は真っ白で、リハーサルは和やかな雰囲気の中で行われました。しかし、さすがに現場の緊張感はあって、事務所の白板の予定表には、オーケストラのスケジュールがびっしりと書かれていて、オケの仕事とはコンサートだけではないんだなと理解しました。
秋山和慶の第九は凄い!
秋山和慶氏の指揮は好きです。正攻法で端正で格調高く、各奏者がしっかり自分の音楽を奏でているという感じで響きも充実しています。
逆に意外性がないのがもの足りないというのは贅沢な悩みでしょうか。
それにもっと熱いものがほしい、迫力が欲しいというのも感じることがあります。
しかし、この2016年のライブは、そんな不満をぶっ飛ばしてくれました。
やるときゃらやるぜといのは失礼な言い方ですが、いざという時の演奏はさすがに凄いです。秋山氏の人気もそんなところにあるのでしょうか?
今度久し振りに実演を聴きたくなりました。
秋山和慶 ベートーヴェン交響曲第9番 2016年
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125
Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125, “Choral”
1.(16:42) I. Allegro ma non troppo, un poco maestoso
2.(11:55) II. Molto vivace
3.(14:59) III. Adagio molto e cantabile – Andante moderato
4.(26:39) IV. Finale: Presto – Allegro assai
total(70:15)
作詞 : フリードリヒ・フォン・シラー – Friedrich von Schiller
大村博美 – Omura Hiromi (ソプラノ)
清水華澄 – Kasumi Shimizu (アルト)
ロバート・ディーン・スミス – Robert Dean Smith (テノール)
妻屋秀和 – Tumaya Hidekazu (バス)
東響コーラス – Tokyo Symphony Chorus
東京交響楽団 – Tokyo Symphony Orchestra
秋山和慶 – Kazuyoshi Akiyama (指揮)
録音:2016年12月28,29日 東京、サントリーホール
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱付」 秋山和慶 東京交響楽団 東響コーラス
交響曲第9番『合唱』 秋山和慶&東京交響楽団、東響コーラス(2016)
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日本を代表する指揮者、秋山和慶によるベートーヴェンの第九。
注目のソリスト陣を迎え、端正な美しさと壮大な迫力による名演奏が繰り広げられます。東京交響楽団の音楽監督・常任指揮者を40年間務め、桂冠指揮者の秋山和慶指揮による「第九」。大村博美、清水華澄、ロバート・ディーン・スミス、妻屋秀和ら注目のソリストを迎え、聴衆を興奮させたライヴだ。
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