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ギレリス&セル ベートーヴェンピアノ協奏曲全集

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こんにちわ、
ともやんです。

旧ソビエト連邦出身の名ピアニスト、エミール・ギレリス(1916-1985)は、”鋼鉄のタッチをもつピアニスト”というキャッチフレーズで言われることがあります。

これは、1955年に、“鉄のカーテン内からの初の一流音楽家”としてアメリカ・デビューした際、センセーショナルな成功を収めたことに対してのキャッチフレーズです。

この言葉は、日本でギレリスを紹介する時の枕詞的に使われていたこともあるようで、僕はギレリスを聴く前からそのキャッチフレーズだけは知っていました。

しかし、いざギレリスを聴いた時、あれ?と思ったのです。

なんと情感豊かで、しかも節度があり、深い演奏をする人だろうと思ったのです。
初めて聴いたが、グリーグの抒情小曲集だったからかもしれません。

でも、鋼鉄のタッチという表現は似合わないと思います。

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ギレリス ベートーヴェンピアノ協奏曲全集から”皇帝”

グリーグを弾くギレリスを聴いて、いや、ベートーヴェンなら”鋼鉄のタッチ”を聴くことが出来るのか?と思い第5番”皇帝”を聴きました。

ジョージ・セル&クリーヴランド管の研ぎ澄まされながらも有機的な響きと相まって、”鋼鉄のタッチ”は、随所に聴くことが出来ます。

でもそれよりも僕には、繊細で可憐なタッチの方が、ずっと聴こえてくるのです。

特に第2楽章は、まさに煌めくような響きで魅了してくれます。

まだ”皇帝”を聴いただけですが、短期間で一気に録音されたことを思うとレベルの高さを想わずにはいられません。

しかも今回の復刻で、よりクリアになった音場と合わせて実在感あるピアノと、視界が開けたことによりバックの優秀さが際立ち、より音楽全体が見通せる音になりました。

それによりいかにギレリスのピアノが素晴らしかったか、そしてセル&クリーヴランド管が優秀であったか、そしてセルの方向性が見えることで、この名盤を再発見することになります。

ぜひ、この名盤を聴いてください。

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ギレリス、セル&クリーヴランド管 ベートーヴェンピアノ協奏曲全集

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 「皇帝」 Op. 73
Piano Concerto No. 5 in E-Flat Major, Op. 73, “Emperor”

1.(20:16) I. Allegro
2.(08:56) II. Adagio un poco mosso
3.(10:35) III. Rondo: Allegro
total(39:47)

エミール・ギレリス – Emil Gilels (ピアノ)
クリーヴランド管弦楽団 – Cleveland Orchestra
ジョージ・セル – George Szell (指揮)
1968年4月-5月 セヴェランス・ホール、クリーヴランド

ベートーヴェン: ピアノ協奏曲全集 エミール・ギレリス 、ジョージ・セル 、 クリーヴランド管弦楽団

今回の復刻のために、本国のマスター・テープから96kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリングを新規で行いました。永久保存盤です。

このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を楽しむことができます。

CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としても、市場にその意味を問いたいと考えている商材です。



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