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コンヴィチュニー 生誕120年 ベートーヴェン序曲集&合唱幻想曲

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こんにちは、
ともやんです。

コンヴィチュニーとライプツィヒ・ゲヴァントハウス管による、ベートーヴェンの序曲集。
6曲を収録していますが、どの演奏も有機的で何と言っても弦の木綿のような肌触りの響きが、心地よい演奏です。

東ドイツの名指揮者フランツ・コンヴィチュニー(1901-1962)。
第二次大戦後東ドイツで、戦後の混乱期、名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の復活と音楽界の復興に尽力を果たした人です。

その苦労は並大抵ではなかったと思うし、本人も大酒飲みでもあって、指揮者としてこれからという60才という若さで、ツアーのリハーサル中に急死してしまいました。

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コンヴィチュニー 生誕120年

今年2021年は、コンヴィチュニーの生誕120年。
50年前から彼の録音に親しんできた僕としては感慨深いものがあります。

その演奏は、当たり前のことを当たり前にちゃんと演奏しているというもので、流れも自然で聴いていて気持ちがいいです。

また、コンヴィチュニー自身、音楽活動のスタートはゲヴァントハウス管のヴィオラ奏者からで、ワルターやフルトヴェングラーの指揮の下でも演奏しています。

だから、楽団員の気持ちや傾向もよくわかっていたと思います。

コンヴィチュニーの演奏で聴くと、内声部もしっかり聴こえ、その響きも充実しているのは、手を抜くなよと睨みを聴かせていたのかしれません。

朝比奈さんのインタビューを読んでいると管楽器奏者は、目立つということもありしっかり吹くが、弦楽器の中にはたまに手を抜く輩がいるそうです。

これは海外の名門オケに中にもいるそうで、注意もしたことがあるそうです。
そのため、しっかりちゃんと弾かせることを徹底させたということです。

プロの楽団員ともなれば、厳しいオーデションを経て入団しているわけですから、技術的には問題ないのでしょう。

しかも弦楽器となれば、終始弾いていることが多いので、集中力が途切れないことを徹底させたと思います。

コンヴィチュニー ベートーヴェン序曲集&合唱幻想曲

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
序曲「レオノーレ」第1番 ハ長調 Op. 138
1.(10:16) Leonore Overture No. 1, Op. 138

序曲「レオノーレ」第2番 Op. 72a
2.(14:20) Leonore Overture No. 2, Op. 72a

序曲「レオノーレ」第3番 Op. 72b
3.(14:26) Leonore Overture No. 3, Op. 72b

歌劇「フィデリオ」 Op. 72
4.(06:28) Fidelio, Op. 72: Overture

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「コリオラン」序曲 ハ短調 Op. 62
5.(08:28) Overture to Collin’s Coriolan, Op. 62, “Coriolan Overture”

バレエ音楽「プロメテウスの創造物」 Op. 43 – 序曲
6.(04:48) Die Geschopfe des Prometheus (The Creatures of Prometheus), Op. 43: Overture

合唱幻想曲 ハ短調 Op. 80
7.(17:47) Fantasia in C Minor, Op. 80, “Choral Fantasy”

作詞 : クリストフ・ヨハン・アントン・キュフナー – Christoph Johann Anton Kuffner
ライプツィヒ放送合唱団 – Leipzig Radio Choir
ギュンター・クーツ – Gunter Kootz (ピアノ)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 – Leipzig Gewandhaus Orchestra
フランツ・コンヴィチュニー – Franz Konwitschny (指揮)

SACDハイブリッド メンデルスゾーン: 交響曲第3番「スコットランド」、ベートーヴェン: 合唱幻想曲、序曲集

ベートーヴェンの「合唱幻想曲」と、2020年6月発売の同:交響曲全集(0301587BC)の続編として、6曲の「序曲」を収録しました。

「合唱幻想曲」はステレオ初期の名演として知られる演奏で、「序曲」は1959-61年にかけて交響曲と同時期に収録された音源です。

演奏は、世評の高い交響曲と同様、当時コンヴィチュニーのもとで最盛期にあったゲヴァントハウス管弦楽団の伸びやかな響きを基調とした格式高いもので、旧東独時代におけるベートーヴェン演奏の理想形とも言えるフォルムは現代においても大変魅力的です。

どの曲においてもストレスを感じさせない明朗かつストレートな表情を持ち、細部に至るまで目が行き届いたコンヴィチュニーの手腕には圧倒されます。まさに今回の高品位な音質による演奏には心が打たれます。

どの曲を取っても完成度の高い演奏です。究極の演奏のひとつが、最良・最新のマスタリングを得て現代に蘇りました。



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