メルマガ登録

フルトヴェングラー スウェーデン放送所蔵音源によるバイロイトの第9

こんにちは、
ともやんです。

10月の18日あたりだったと思います。

なんとフルトヴェングラーのバイロイトの第九の新しい音源が見つかった!という情報。
なんと70年前の音源がこの期に及んで見つかるとは!

嗚呼、宇野さんに聴かせたかったなぁ、とも思いましたが、頭の片隅のどこかでは、「本当?」という疑いも弱冠ありました。

なんと言っても僕自身、この音源を元に製作されたLP、CDを6~7種類ほど持っているからです。

しかし、以下にも添付していますが、スウェーデン放送局に眠っていた放送録音が残されたのです。

これは、買うしかありません!
そしてアリアCDに注文して先日ようやく届きました。

最初のアナウンスからそして拍手に続いての少し長めの沈黙。
そして地の底から最初は耳を澄ませないと聴こえてこないように始まります。

スポンサーリンク

フルトヴェングラー バイロイト音楽祭の復活 最初に音を出した人

バイロイト音楽祭の復活は、リヒャルト・ワーグナーの孫、ヴィーラントが運営を任せられることになりました。
ヴィーラントはここで出演者を決めるのあたって、戦前、戦中にバイロイトとの関係がない指揮者を選ばなりませんでした。

そこで白羽の矢をあてたのがカラヤンでした。そしてカラヤンを軸に運営するtことにしていました。そしてもう一人の指揮者としてクナッパツブッシュを考えていたが、そこでフルトヴェングラーにも声を掛けました。

しかしフルトヴェングラーは、カラヤンの出演する音楽祭に出演するつもりはない。
そこで一旦断る。

ヴィーラントは、改めてフルトヴェングラーを訪ね、オープニングで第九を振らないか?と持ちかけました。

バイロイトの復活は喜ばしいことだが、自分がオープニングを振るということは、まるでカラヤンの前座ではないか、と再び憤慨。

しかし、ヴィーラントの「記念すべきバイロイト音楽祭の復活で、最初に音を出すのは貴方です」という言葉に心を動かされ、結局引き受けることにしました。

そしてカラヤンは、「マイスタージンガー」と「指環」を指揮をすることになり、EMIのプロデューサー、ウォルター・レッグは、その録音に乗り出したのです。

そして、フルトヴェングラーの第九は、ついでに録っておくか程度に録音したのです。
しかし、歴史は皮肉ですね。

カラヤンのワーグナーは、あまり顧みられないのに、フルトヴェングラーの録音は「バイロイトの第九」として70年以上も経つ現在でも歴史的名演として人びとに聴かれています。

スポンサーリンク

フルトヴェングラー バイロイトの第九

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125
Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125, “Choral”

1.(01:57) Welcoming announcements(German,French,Englich,Swedish)
2.(02:19) Programme announcement/applause for the arrival of Frutwangler
3.(18:01) I. Allegro ma non troppo, un poco maestoso
4.(11:46) II. Molto vivace
5.(19:13) III. Adagio molto e cantabile
6.(24:56) IV. Finale: Presto – Allegro assai – Presto(recitativo:”O’Freunde,nicht diese Tone!”) – Allegro assai – Allegro assai vivace(alla Marcia) – Andante maestoso – Adagio ma non troppo ma divoto – Allegro energico e sempre ben marcato – Allegro ma non tanto – Presto – Maestoso – Prestissimo
7.(02:44) Applause/closing remarks(Swedish,German)
total(82:45)

作詞 : フリードリヒ・フォン・シラー – Friedrich von Schiller
エリーザベト・シュヴァルツコップ – Elisabeth Schwarzkopf (ソプラノ)
エリーザベト・ヘンゲン – Elisabeth Hongen (コントラルト)
ハンス・ホップ – Hans Hopf (テノール)
オットー・エーデルマン – Otto Edelmann (バス)
バイロイト祝祭合唱団 – Bayreuth Festival Chorus
バイロイト祝祭管弦楽団 – Bayreuth Festival Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 29 July 1951, Festspielhaus, Bayreuth, Germany

スウェーデン放送所蔵音源によるバイロイトの第9

まさに1951年7月29日、スウェーデン放送によって中継放送された番組、冒頭の4か国語(ドイツ語、フランス語、英語、スウェーデン語の順)によるアナウンスから巨匠の入場、渾身の指揮、やや長めのインターバルをはさみ、最後の2分半以上に及ぶ大歓声と嵐のような拍手(と番組終了のアナウンス)まで、85分間、一切のカットなしに当夜のすべての音をSACDハイブリッド盤に収録しました。

冒頭アナウンスは

「1951年バイロイト音楽祭。バイエルン放送がリヒャルト・ワーグナー音楽祭(バイロイト音楽祭)のオープニング・コンサートをバイロイト祝祭劇場からドイツ・オーストリア放送、英国放送、フランス放送、ストックホルム放送を通じてお届けします。
曲はヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮によるベートーヴェンの交響曲第9番です。」

というもので、これがまさに生中継だったことがうかがえます。

発掘のきっかけはキングインターナショナルと縁の深かった仏ターラ・レーベルの主宰者故ルネ・トレミヌ氏が遺していった『Furtwangler / A Discography by Rene Tremine』(ターラ・プロダクション 1997年刊)A4版56ページの冊子。

この中の「バイロイトの第九」(1951年7月29日 バイロイト、祝祭歌劇場管弦楽団)の項の最後の行に次のような記述が―Bavarian Radio, Munich and Swedish Radio (archive LB 14784)。バイエルン放送、ミュンヘン放送、そしてスウェーデン放送も放送していたというのです!

この1行の記述を頼りに、弊社では長年の付き合いがあるスウェーデンBISのロベルト・フォン・バール会長に音源探しを依頼。
そしてついに、見つかったのです!あのトレミヌ氏でさえも入手できずに、70年もの間スウェーデン放送局に眠っていた「バイロイトの第九」放送音源が。



スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました