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ブルックナー 交響曲第4番 オルガン編

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こんにちは、
ともやんです。

ブルックナーの交響曲をオルガン的な響きと表現されることがあります。
へえ、そうなのかなぁと思うくらいでしたが、今回のオルガン編を聴いて、その言葉が分かったような気がしました。

つまりオルガン編と通常の管弦楽版の響きが非常に雰囲気が共通するのです。
そう言えば、ブルックナー自身、優秀なオルガニストだったのです。

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ブルックナー 交響曲 オルガン編企画

さて、ブルックナーの全交響曲をオルガンで弾こうという企画は、2024年のブルックナー生誕200年に向けてのものだそうです。

2020年5月に第0番からスタートして今回第4番”ロマンティック”で5曲目。
興味深いのは、録音ごとに違うオルガンを弾いていることです。

第0番、ザンクト・フローリアン修道院(リンツ) 録音:2020.5.22-27
第1番、ブルックナーハウス(リンツ) 録音:2021.3.1-4
第2番、ウェストミンスター大聖堂(ロンドン) 録音:2021.8.5-9
第3番、聖ペーター教会(ミュンヘン) 録音:2021.11.22-29
第4番、ウィーン・コンツェルトハウス(ウィーン) 録音:2022.4.18-22

特にウィーン・コンツェルトハウスのオルガンは、5段鍵盤と116のストップを備えるヨーロッパ最大級のコンサート・オルガンで、教会とはまた違ったクリアな響きが特徴だそうです。

奏者のハンスイェルク・アルブレヒトは、1972年ドイツ・ザクセン出身の音楽家で、オルガンはもちろん指揮、編曲なども手掛ける多彩な人です。

ブルックナーの演奏は、テンポをあまり動かさないイン・テンポが基本だそうですが、アルブレヒトの演奏は、着実なテンポ感で作為がない演奏でとても好感が持てます。

またなんと言ってもオルガンの多彩な響きにも圧倒されます。
聴いている内に元からオルガンの作品だったのではという錯覚に陥るくらいです。

素晴らしい企画で、特に次の大曲第5番も楽しみですが、まず0番から第3番までもしっかり聴きたいと思います。

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ブルックナー 交響曲第4番 オルガン編

アントン・ブルックナー – Anton Bruckner (1824-1896)
夕べの魔力 WAB 57 (H. アルブレヒトによるオルガン編)
1.(06:27) Abendzauber, WAB 57 (arr. H. Albrecht for organ)
編曲 : ハンスイェルク・アルブレヒト – Hansjorg Albrecht

フィリップ・マインツ – Philipp Maintz (1977-)
コラール前奏曲第46番 「永遠の朝焼け」
2.(08:11) Choralvorspiel XLVI, “Morgenglanz der Ewigkeit”

ハンスイェルク・アルブレヒト – Hansjorg Albrecht (オルガン)
録音: 18-22 April 2022, Konzerthaus, Vienna, Austria

アントン・ブルックナー – Anton Bruckner (1824-1896)
交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」 WAB 104 (1878/80年稿)(T. シュメークナーによるオルガン編)
Symphony No. 4 in E-Flat Major, WAB 104, “Romantic” (1880 version) (arr. T. Schmogner for organ)
編曲 : トーマス・シュメークナー – Thomas Schmogner

1.(17:41) I. Bewegt, nicht zu schnell
2.(13:22) II. Andante quasi Allegretto
3.(12:25) III. Scherzo: Bewegt – Trio: Nicht zu schnell, keinesfalls schleppend
4.(22:33) IV. Finale: Bewegt, doch nicht zu schnell
total(66:01)

ハンスイェルク・アルブレヒト – Hansjorg Albrecht (オルガン)
録音: 18-22 April 2022, Konzerthaus, Vienna, Austria

ブルックナー オルガン編曲による交響曲全集 Vol.4 ハンスイェルク・アルブレヒト

2024年のブルックナー生誕200周年に向けて進められているオルガン版ブルックナー交響曲全集の第5弾です。このシリーズは指揮者のクリスティアン・ティーレマンが後援しています。

第4番「ロマンティック」を編曲したのは、1964年生まれのトーマス・シュメークナー。彼はウィーン国立音楽大学でオルガンを学び、各地で教鞭をとりながら、聖アン教会のオルガニストを務めており、ここではオーケストラでの演奏回数も多い1878/80年(第2稿)に基づいています。



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