こんにちは。
ともやんです。
僕は、ブルックナーが大好きです。
今では、ヨッフム、朝比奈、ヴァントというブルックナーを得意とする指揮者のCDを良く聴きます。
そんな僕ですが、最初に買ったブルックナーのアナログレコードは、カラヤン指揮ベルリンフィルによる1970年の演奏だったのです。
この古いLPは、ジャケットも破れたりしていますが、いまでの大切に持っています。
だから最初に聴いた録音が、カラヤン&ベルリンフィルだったものですから、その後の正統派のブルックナー演奏がなかなか馴染めませんでした。
後年、カラヤンの絢爛豪華な演奏は、ブルックナー演奏としては異端だったことを知りました。
カラヤン&ベルリン・フィル ブルックナー交響曲第4番”ロマンティック”
アントン・ブルックナー – Anton Bruckner (1824-1896)
交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」 WAB 104 (1881年稿・ハース版)
Symphony No. 4 in E-Flat Major, WAB 104, “Romantic” (1881 version, ed. R. Haas)
1.(20:51) I. Bewegt, nicht zu schnell
2.(15:38) II. Andante quasi allegretto
3.(10:42) III. Scherzo: Bewegt
4.(23:06) IV. Finale: Bewegt, doch nicht zu schnell
total(70:17)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヘルベルト・フォン・カラヤン – Herbert von Karajan (指揮)
1970年録音
ブルックナー:交響曲 第4番 「ロマンティック」 ヘルベルト・フォン・カラヤン
ブルックナーの交響曲第7番との組合わせで1971年度レコード・アカデミー賞に輝いた名盤である第4番《ロマンティック》。
勇壮で大伽藍を思わせる構造に対して、ヘルベルト・フォン・カラヤンはあくまでもナイーヴに、かつスコアの細部へ入念な配慮をしながら、音楽の美しさを追求している。演奏はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。
カラヤンとブルックナーとLPレコード
カラヤンがベルリンフィルと録音したブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」は、思い出LPです。
1970年の録音ですからカラヤンは62才。
もっとも脂の乗り切っていた頃でしょう。
しかも晩年は手兵ベルリンフィルとも確執があったようですが、このころは関係も充実していたころですね。
一言で言えば絢爛豪華なブルックナー。
モータサイクルで言えば、カワサキの1200㏄のDOHC4気筒エンジンをつんだモンスターバイクの如し、圧倒的な分厚いサウンドを聴かせてくれます。
最初に聴いたブルックナーがカラヤンだったものですから、その後に聴いた、ルドルフ・ケンペやフランツ・コンビチュニーの質実剛健な演奏を聴いてもピンと来なかったですね。
世間ではカラヤンのブルックナーは特に評判が高くはないですが、僕はこのカラヤンのロマンティックが大好きです。
特にはステーキが食べたいと思うのと同じ感覚で、カラヤンのブルックナーが聴きたくなります。
僕がクラシック音楽を聴き始めた1970年代初頭は、レコード屋に行けば、グラモフォンブランドのLPレコードは主流でした。
そこでの看板スターは、カラヤンとベームでした。
青臭い中学生でにも関わらず、同じ音楽好きの友人たちとやれカラヤンは外面的で通俗的、ベームの方が内容が濃いなどの言い合っていたことが懐かしく思い出します。
ただ、僕はそのまま素直にクラシック音楽街道を進んだわけではなく、高校生になったら自分でフォークギターを始めたこともあり、ロックやジャズにのめり込み、大学に入ってからはバンドを始めたりしました。
そしてクラシック音楽に戻ってきたのが、社会人になった1980年代初頭でした。
その頃には、媒体がLPレコードからCDに変わりつつあり、中古レコード店には、結構LPレコードが割安で出るようになりました。
中学生時代には高くて買えなかった名盤がたくさん中古市場に出るようになり、僕は週末ごとにお茶の水や渋谷に行ったものです。
また、今世紀になって歴史的名盤がCDでそれこそ安価で出るようにあり、いまはクラシックファンにとっては環境としては悪くないですね。
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