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ズヴェーデン マーラー&ショスタコービッチ 交響曲第10番

ショスタコービッチ
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こんにちは、
ともやんです。

ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンは、1960年12月12日生まれのオランダの指揮者。
今日が62歳の誕生日です。年齢的に円熟期を迎えた感がありますが、音楽家の活動としては、1979年に史上最年少の19歳で名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管のコンサートマスターに就任。95年に指揮者に転向するまでその職責を全うしました。

だから、この間のハイティンクやアーノンクールの録音を聴けばズヴェーデンのコンサートマスター時のコンセルトヘボウ管が聴けるわけです。ということは、ヴァイオリン・ソロがある、例えばブラームスの第1番などは、ズヴェーデンのヴァイオリンが聴けるかもしれません。

さて今日はズヴェーデンの誕生日ということで、2022年11月24日にリリースされたばかりのアルバムを紹介します。

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マーラー演奏の伝統を継承するズヴェーデンのマーラー10番

2019年12月13日と14日に香港のCultural Centre(文化センター)で、ズヴェーデン指揮香港フィルの演奏による、マーラーの交響曲第10番とショスタコービッチの交響曲第10番という重量級のプログラムによるコンサートが行われました。

ちなみにズヴェーデンは、2012年より音楽監督を務めていますが、2016年に契約が延長され今年の夏ごろまで務めたようです。ただその間中国との問題もあって大変だったことと思います。またオーケストラ自体もどうような活動をしていくのかチェックしていきたいと思います。

さてこのコンサートで注目を集めたのが、マーラーの交響曲第10番でメンゲルベルクの校訂版を使ったことです。

マーラー ショスタコーヴィチ: 2つの交響曲第10番 ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン 香港フィルハーモニー管弦楽団

その件に関して、このCDの商品解説に詳しく記載されています。
つまりこのコンサートは、マーラーの交響曲第10番「メンゲルベルク校訂版」の初演だったことになり、その録音であるこのCDは、初録音の記録ともある貴重なものです。

ということで、このコンサートは、マーラーの交響曲第10番にばかり注目されそうですが、この香港フィルのコンサートのタイトルが「”9番”の呪縛を越えて」ということです。

だから、地元紙もショスタコービッチの交響曲第10番の素晴らしさも賞賛し「正確無比な演奏が非情さと恐怖さえ呼び覚ます」と評したということです。

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ちなみにショスタコーヴィチは1942年にマーラーの10番の補筆を依頼されましたが断っています。まさに因縁めいた選曲のコンサートということですね。

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ズヴェーデン マーラー ショスタコーヴィチ 2つの交響曲第10番

グスタフ・マーラー – Gustav Mahler (1860-1911)
交響曲第10番 嬰ヘ短調(C. ドッパー、W. メンゲルベルクによる演奏会用版)
Symphony No. 10 in F-Sharp Major (concert version edited by W. Mengelberg and C. Dopper)
編曲 : ウィレム・メンゲルベルク – Willem Mengelberg
編曲 : コルネリス・ドッパー – Cornelis Dopper

1.(24:44) I. Adagio
2.(04:19) II. Purgatorio
total(29:03)

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ドミートリー・ショスタコーヴィチ – Dmitry Shostakovich (1906-1975)
交響曲第10番 ホ短調 Op. 93
Symphony No. 10 in E Minor, Op. 93

3.(22:14) I. Moderato
4.(04:32) II. Allegro
5.(12:01) III. Allegretto
6.(13:35) IV. Andante – Allegro
total(52:22)

香港フィルハーモニー管弦楽団 – Hong Kong Philharmonic Orchestra
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン – Jaap van Zweden (指揮)
録音: 13-14 December 2019, Hong Kong Cultural Centre, Hong Kong

マーラー ショスタコーヴィチ: 2つの交響曲第10番 ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン 香港フィルハーモニー管弦楽団

マーラー演奏の伝統を継承するズヴェーデンのマーラー10番

2019年12月13日と14日、ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンの指揮する香港フィルは「”9番”の呪縛を越えて」と題するコンサートを行いました。前半がマーラーの交響曲第10番よりアダージョ(第1楽章)とプルガトリオ(通常は第3楽章、メンゲルベルク版では第2楽章と表記)、後半がショスタコーヴィチの交響曲第10番という重量級のプログラムで、特に注目を集めたのがメンゲルベルクの校訂版を使ったマーラー。



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