こんにちは、
ともやんです。
一昨年の2021年10月21日に92歳の高齢で死去したベルナルト・ハイティンク。
彼の名盤として誉れ高い、80年代にロンドン・フィル、コンセルトヘボウ管と録音したショスタコービッチの交響曲全集があります。
今日8月9日は、ショスタコービッチの命日です。
1975年8月9日に68歳で死去。
ショスタコービッチ 交響曲第1番について
ショスタコービッチの交響曲第1番は、1925年18歳の時に作品。
翌1926年レニングラードで初演。続いて1928年ベルリン。日本でも1931年に演奏されたほどで、ショスタコービッチの出世作になった作品。
この作品では、ショスタコービッチは、音楽的にも、技巧的にも、感覚的にも非凡な才能を示しました。
管弦楽法においては、チャイコフスキーやストラヴィンスキーなど新旧ロシアの先輩たちの影響を示しながら、ショスタコービッチ独自の機知や前衛的も加えられています。
ハイティンクの精緻な音楽作りで聴くと難しいと思っていたショスタコービッチの音楽もその魅力がわかりつつあるのも確かです。
ハイティンクの指揮で、ショスタコービッチの全交響曲を聴きたい!という衝動にかられています。
ハイティンク 名盤 ショスタコービッチ 交響曲第1番
ドミートリー・ショスタコーヴィチ – Dmitry Shostakovich (1906-1975)
交響曲第1番 ヘ短調 Op. 10
Symphony No. 1 in F Minor, Op. 10
1.(08:14) I. Allegretto – Allegro non troppo
2.(05:04) II. Allegro
3.(08:46) III. Lento
4.(09:20) IV. Allegro molto
total(31:24)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 – London Philharmonic Orchestra
ベルナルト・ハイティンク – Bernard Haitink (指揮)
録音: January 1980, Kingsway Hall, London, United Kingdom
ショスタコーヴィチ: 交響曲全集、管弦楽曲集、チェロ協奏曲第1番、他<タワーレコード限定>
リリース当時、西側で初めてのショスタコーヴィチの交響曲全集として非常に高い評価を得た、ハイティンクの代表的な録音のひとつ。ロンドン・フィルとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団という2つのオケを使って、まだ冷戦時代であった当時では最大限の解釈とDECCAによる良質な録音により、優れた見識で見事に各曲を描き切ってみせた、当事者(国)以外での制作では最大級の名盤です。この全集の完成後にも全集にならずとも多くの録音が残されてきましたが、曲によってはこのハイティンク盤を超えるまでの完成度に達していない音源も未だ多数あります。録音的にもDECCAのアナログ完成期のロンドン・フィルとの録音と、デジタル最初期にもかかわらず既にその特性を活かした名録音を多く制作してきたDECCA録音陣による収録は質が高く、未だに多くのファンに支持されています。スタンダードな録音以外でも、近現代の作品を多く指揮してきたハイティンクだからこその成果と言える、録音史に残る全集を最新復刻します。
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