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クラウディオ・アバド ウィーン・モデルン

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こんにちは、
ともやんです。

イタリア・ミラノ生まれの世界的指揮者クラウディオ・アバド(1933-2014)。
2014年1月20日に80歳で世を去りました。

僕がクラシック音楽を聴き始めた1970年頃には、次世代を担う指揮者と言われていた’30年代以降に生まれたカルロス・クライバー、マゼール、アバド、メータ、小澤、ムーティという世代の方たちも鬼籍に入られる方も増えてきました。

この中でも若いと思っていたムーティも昨年80歳になりました。

だからもう7年前になりますが、アバドが亡くなったと聴いた時は、あれ?まだ若いんじゃないと感じましたが、現代の長寿傾向と高齢でも活躍できる指揮者としては、もっと活躍して欲しかったな、というのが正直な気持ちでした。

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さて、アバドの演奏するベートーヴェンやブラームスは、スマート過ぎてやれベルリンフィルを軽量化したとか、軽やかな演奏がソーダ水みたいとか、ロマン主義オタクの評論家あたりからは、批判も出ていましたが、個人的には、ベートーヴェンにしてもその軽やかさに違う魅力を感じたりしていました。

そんな中、『名指揮者120人のコレを聴け!』(1998年発行)の中で鈴木淳史氏が一番すすめているのが、以下の『ウィーン・モデルン』というアルバムです。

鈴木氏のコメントを一部以下に引用します。

“アバドのディスクの中で最大オススメがコレ。ノーノやリゲティの強烈音響をウィーン・フィルというトコトン後ろ向きのフィルターを通して聴くこの諧謔的なゴージャスさがたまらない。
こんなプログラムで天下のムジーク・フェラインで演奏会を行い。ディスクが出せるなんてひとえにアバドの人柄および政治力のおかげ。”

僕も早速聴きましたが、いつも聴くバッハからマーラー辺りでは感じない脳の部分が凄く刺激された感じです。

騙されたと思って、ぜひ聴いて欲しいアルバムです。

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クラウディオ・アバド ウィーン・モデルン

ヴォルフガング・リーム – Wolfgang Rihm (1952-)
出発
1.(08:50) Depart
作詞 : アルチュール・ランボー – Arthur Rimbaud
ウィーン・ユース合唱団 – Vienna Youth Choir

ジェルジ・リゲティ – Gyorgy Ligeti (1923-2006)
アトモスフェール
2.(09:05) Atmospheres

ロンターノ
3.(2:44) Lontano

ルイジ・ノーノ – Luigi Nono (1924-1990)
愛の歌
4.(05:04) Liebeslied
作詞 : ルイジ・ノーノ – Luigi Nono
ウィーン・ユース合唱団 – Vienna Youth Choir

ピエール・ブーレーズ – Pierre Boulez (1925-2016)
ノタシオン
Notations

5.(02:40) I. Fantasque – Modr
6.(01:22) II. Rythmique
7.(03:30) III. Trs modr
8.(02:19) IV. Trs vif
total(09:51)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
クラウディオ・アバド – Claudio Abbado (指揮)

ウィーン・モデルン I, II, III / クラウディオ・アバド, VPO, 他<タワーレコード限定>

アバドの提唱で始まった現代音楽祭『ウィーン・モデルン』ライヴ3タイトルをリリース。

アバドの提唱で1988年から始まった現代音楽祭『ウィーン・モデルン』。1988年、1991&92年のライヴ録音を2枚組でリリース。

ヨーロッパ現代音楽を牽引した作曲家の作品を堪能するアルバム。1988年第1回のコンサートで演奏されたリゲティ《アトモスフェール》は、繊細さと美しさを兼ね備えた演奏。



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