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ジョン・バルビローリ 名盤 エルガー 管弦楽作品集

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こんにちは、
ともやんです。

音楽評論家の吉井亜彦氏の記事で、やるせないものがありました。
それは指揮者ジョン・バルビローリに関して書いたものでした。

その中で、LP、CDでよく知っている指揮者でも実際に聴くことが出来なかった人は多いが、ジョン・バルビローリに関しては、単に実際に聴くことが出来なかったというだけに留まらず、別のデリケートなニュアンスを含んでいると書かれています。

つまり、ジョン・バルビローリは、1970年にニュー・フィルハーモニア管弦楽団と来日公演を予定していて、多くの日本のファンがそれを楽しみにしていたのです。

しかし、なんと来日直前の7月29日にロンドンでリハーサルを行ったのですが、その日に急逝してしまったのす。

突然の訃報に多くの人が悲しみましたが、ただ「実際に聴けなかった」という物理的な現象以上に人々にはやるせなさが残ったことは言うまでもなかったと思います。

当時26歳の吉井氏もその一人だったのです。

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バルビローリとエルガー

ジョン・バルビローリは、1899年12月2日にロンドンに生まれました。両親は、父親がイタリア人、母親がフランス人という家庭でした。

祖父はミラノ・スカラ座のヴァイオリン奏者という家系で、幼少期から音楽的才能を発揮しロイヤル音楽アカデミーで学びました。
専門はチェロでキャリアをスタートさせたのもチェロ奏者としてでした。

今回このCDを紹介するに当たり、収録曲からいくつか聴きましたが初めて知った情報として、なんとバルビローリは1921年にエルガーの指揮のもとで、チェロ協奏曲を演奏しているのです。ただソリストとしてなのか、オーケストラの一員としてなのか資料では不明ですが。

しかし、指揮者に転向したのがエルガーからのすすめもあったようでバルビローリは、エルガーの死後、彼の音楽を世界に知らしめるため全力を尽くすことを自分の音楽人生の使命として活動したのでした。

ここの収録された演奏を聴くと、バルビローリが、自分の使命にいかに忠実に活動したがわかります。

演奏の良し悪しを超越した魂を感じる演奏ばかりです。

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ジョン・バルビローリ 名盤 エルガー 管弦楽作品集

エドワード・エルガー – Edward Elgar (1857-1934)
序奏とアレグロ Op. 47
Introduction and Allegro, Op. 47

1.(03:14) Moderato –
2.(03:38) Allegro –
3.(07:09) Fugue: Allegro
total(14:01)

アレグリ弦楽四重奏団 – Allegri String Quartet
シンフォニア・オブ・ロンドン – Sinfonia of London
ジョン・バルビローリ – John Barbirolli (指揮)

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弦楽セレナード ホ短調 Op. 20
Serenade in E Minor, Op. 20

4.(03:58) I. Allegro piacevole
5.(05:59) II. Larghetto
6.(03:18) III. Allegretto
total(13:15)

シンフォニア・オブ・ロンドン – Sinfonia of London
ジョン・バルビローリ – John Barbirolli (指揮)

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エドワード・エルガー – Edward Elgar (1857-1934)
エニグマ変奏曲 Op. 36
7-21.Variations on an Original Theme, Op. 36, “Enigma”
total(30:39)

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序曲「コケイン」 – ロンドンの下町で Op. 40
22.(14:39) Cockaigne, Op. 40, “In London Town”

フィルハーモニア管弦楽団 – Philharmonia Orchestra
ジョン・バルビローリ – John Barbirolli (指揮)
録音: 1963

エルガー 管弦楽・協奏曲作品録音、ゲロンティアスの夢 ジョン・バルビローリ

エルガーの音楽を人生の特別な使命とし、世界中に知らせるために全力を尽くした名指揮者ジョン・バルビローリによる、2020年リマスター音源での名演集。



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