チェコの名指揮者ラファエル・クーベリックとベルリンフィルが1966年から73年に掛けて行ったベルリンフィル史上初のドヴォルザーク交響曲全集
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ドヴォルザーク: 交響曲全集 ラファエル・クーベリック 、 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
フルトヴェングラー亡き後、カラヤンが、首席指揮者になって12年目。
ベルリンフィルは、クーベリックの指揮の下、世界最高の響きを奏でています。
温厚で自己主張の少ないというイメージのクーベリックが、ここでは俺がチェコの音楽を教えてやる的な意気込みで取り組んでいます。
全集の中でも第8番が、最初の録音だからでしょうか、その意気込みが素直に感じられ、ベルリンフィルもしっかり受け止めて、嬉々として演奏して様が伝わってくると録音です。
弦楽器の瑞々しい響き、木管のべらぼうな上手さ、金管の華々しい輝きどれをとっても世界最高の響きを堪能できます。
全集自体もハイレベルのものですが、その中でも特に第8番が傑出した出来です。
クーベリック&ベルリンフィルの名演 ドヴォルザーク交響曲第8番
アントニン・ドヴォルザーク – Antonin Dvo?ak (1841-1904)
交響曲第8番 ト長調 Op. 88, B. 163
Symphony No. 8 in G Major, Op. 88, B. 163
1.(09:57) I. Allegro con brio
2.(10:19) II. Adagio
3.(06:39) III. Allegretto grazioso – Molto vivace
4.(08:04) IV. Allegro ma non troppo
total(34:59)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ラファエル・クーベリック – Rafael Kubelik (指揮)
録音: June 1966, Jesus-Christus-Kirche, Berlin, Germany
ドヴォルザーク: 交響曲全集 ラファエル・クーベリック 、 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
なお、SACDハイブリッド盤もリリースされています。
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【SACDハイブリッド】 ドヴォルザーク:交響曲全集(第1番-第9番≪新世界より≫)<タワーレコード限定> ラファエル・クーベリック 、 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クーベリックの理知的で雄大な音作りが聴ける逸品です。第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンを左右に振分けた古典的な楽器配置と硬調に響くティンパニがカッコいいですよ。
タワーレコードのカスタマーボイスより
コメント
私もこの交響曲全集を持っています。クーベリックは奇をてらわず王道の演奏をする指揮者ですので、私も大好きです。その中でもチェコスロバキアの作曲家であるドボルザークの演奏は特に素晴らしいと思っています。ありがとうございました。