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コリン・デイヴィスの芸術 モーツァルト交響曲第28番,29番&34番

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こんにちは。

ともやんです。

 

明日、9月25日は、イギリスの名指揮者コリン・デイヴィスの誕生日です。
デイヴィスは、1927年9月25日生まれですから、明日で92歳でした。
そう、6年前に亡くなっています。

 

同い年のブロムシュテットが、まだ現役で頑張っていますし、2つ年下のハイティンクは、この9月6日のルツェルン音楽祭でウィーンフィルを振って引退しました。

 

デイヴィスは、特にモーツァルトとベルリオーズを得意としていました。

デイヴィスの交響曲集CD28枚組が出ていますが、その中からモーツァルトの交響曲を聴いてみました。

 

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コリン・デイヴィス モーツァルト交響曲第28番&第29番

 

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
交響曲第28番 ハ長調 K. 200
Symphony No. 28 in C Major, K. 200

1.(05:29) I. Allegro spirituoso
2.(05:49) II. Andante
3.(04:10) III. Minuetto: Allegro
4.(04:01) IV. Presto
total(19:29)

 

交響曲第29番 イ長調 K. 201
Symphony No. 29 in A Major, K. 201

5.(08:07) I. Allegro moderato
6.(08:52) II. Andante
7.(03:23) III. Menuetto
8.(05:56) IV. Allegro con spirito
total(26:18)

 

コリン・デイヴィス – Colin Davis (指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン – Dresden Staatskapelle
録音: November 1981, Lukaskirche, Dresden, Germany

 

Symphonies – Beethoven, Mozart, Schubert, Berlioz, Dvorak, Haydn, Sibelius コリン・デイヴィス

 

28番と29番は、モーツァルト16歳、17歳の時の作品です。
特に29番は、この頃の傑作でよく演奏されますし、僕の大好きな曲です。

 

巨匠クレンペラーが好んで取り上げた曲で、ライヴも含めかなりの数の録音が残っています。

デイヴィスは、中庸よりやや遅めのテンポで豊かに、瑞々しく誠実な表現をしています。
ああ、モーツァルトの交響曲は美しいなと心から思わずにはいられない演奏です。

 

コリン・デイヴィス モーツァルト交響曲第34番

 

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
交響曲第34番 ハ長調 K. 338
Symphony No. 34 in C Major, K. 338

1.(07:49) I. Allegro vivace
2.(07:23) II. Andante di molto
3.(06:13) III. Allegro molto
total(21:25)

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コリン・デイヴィス – Colin Davis (指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン – Dresden Staatskapelle
録音: September 1988

 

Symphonies – Beethoven, Mozart, Schubert, Berlioz, Dvorak, Haydn, Sibelius コリン・デイヴィス

 

パリで母を失いまた帰り道に立ち寄った恋人アロイジア・ウェーバーはすっかり心変わりしていて、モーツァルトは失恋し失意の内にザルツブルクに戻りました。

 

ザルツブルクでは、32番から34番の3曲の交響曲を作りましたが、特に34番が名作です。
母を失い失恋をした後にもかかわらず清澄で明るく美しい曲です。
だから余計モーツァルトの悲しさが伝わって来るとも言えますが。

 

僕はこの曲が大好きで、後の38番”プラハ”と41番”ジュピター”を彷彿とさせます。
デイヴィスの演奏を聴くまで、何人かの指揮者の演奏を聴いてみました。

ベーム、ケンペ、スイトナー、ミュラー=ブリュール、ティントナーとどれも名演です。

 

でもこれらの演奏の後でデイヴィスを聴くとあまりにも正攻法な演奏であることと、その格調の高さと誠実さを特に感じられました。

ぜひ、聴いて頂きた演奏です。

 

最後に

 

コリン・デイヴィスをプロ野球の投手に例えるとこんな感じかなと思います。

150キロ台の剛速球があるわけでもない、打者を幻惑する変化球があるわけでもない。
ただ、絶妙のコントロールでコーナーを丁寧について、打たせて取るピッチングをする。

 

だから崩れる事が少なく、常にレベルの高いピッチングをして、毎年二けた勝利を挙げている。そして一軍で長く活躍して気が付けば200勝投手になっていた。

そんなタイプかなと思います。

 

デイヴィスがシュターツカペレ・ドレスデンと録音したベートーヴェン交響曲全集を聴きました。

こんなに内容のある演奏をする人はいません。

 

でもデイヴィスのベートヴェン全集が最高!という声は聴きません。

しかし、わかっている人は分かっているのです。
そんなデイヴィスのモーツァルトも最高です。

 



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