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コンヴィチュニー ベートーヴェン 交響曲第9番

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こんにちは、
ともやんです。

僕が高校生の頃、ボロボロになるくらい読んでいた、クラシックの名曲とおすすめのレコードを案内する本がありました。

それは『世界の名曲とレコード』志鳥栄八郎著でした。
この本の中の、ベートーヴェンの第九のページで志鳥氏が推薦していたのが、次の5点でした。

フルトヴェングラー指揮バイロイト祝祭管他
コンヴィチュニー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管他
カラヤン指揮ベルリンフィル他
ワルター指揮コロンビア響他
シュミット=イッセルシュテット指揮ウィーンフィル他

この本が最初に出たのが、1974年ですから、その時代を感じます。
カラヤンとシュミット=イッセルシュテットが、60年代の録音で当時としては新しいものです。

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コンヴィチュニー&ゲヴァントハウス管 ベートーヴェン第九

志鳥氏の本には、次のように記されています。

「伝統のひびきというものを感じさせる堅実な演奏で、スケールも大きい。ただし、独唱陣はもう一歩というところだ。」

推薦している割には、なんか踏み込んだコメントではないのが残念ですが、ページの関係もあったのでしょうか?

改めて聴いてみると逆に新しく感じるのが面白いです。特にコンヴィチュニーは改変はしていないと思いますが、多分内声部をしっかり弾かせることで、普通なら隠れてあまり聴こえて来ない内声部の旋律が聴こえ、それが新鮮さを感じます。

まさに当たり前のことを当たり前に演奏したいう演奏です。

一緒に推薦されていたカラヤン盤がメタリックな響きに対してまさに木目の温かみのある響きにも救われます。

コンヴィチュニーの演奏を聴き込んで、他の演奏も聴くと第九に対する愛着もより湧くんではないかと思います。

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コンヴィチュニー ベートーヴェン第九

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125
Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125, “Choral”

1.(17:41) I. Allegro ma non troppo, un poco maestoso
2.(12:07) II. Molto vivace
3.(15:53) III. Adagio molto e cantabile
4.(24:55) IV. Finale: Presto
total(70:36)

作詞 : フリードリヒ・フォン・シラー – Friedrich von Schiller
インゲボルク・ヴェングロル – Ingeborg Wenglor (ソプラノ)
ウルズラ・ゾレンコップ – Ursula Zollenkopf (アルト)
ハンス=ヨアヒム・ロッチュ – Hans-Joachim Rotzsch (テノール)
テオ・アダム – Theo Adam (バス)
ライプツィヒ放送合唱団 – Leipzig Radio Chorus
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 – Leipzig Gewandhaus Orchestra
フランツ・コンヴィチュニー – Franz Konwitschny (指揮)

SACDハイブリッド ベートーヴェン 交響曲全集 フランツ・コンヴィチュニー ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

コンヴィチュニーがゲヴァントハウス管弦楽団と残した至高の名盤、ベートーヴェンの交響曲全9曲を世界初SACD化音源として5枚組で遂にリリース。

当時、旧東独が総力を上げて完成させたベートーヴェン演奏が、最新の復刻技術を経て現代に蘇りました。

今回のSACD化は、以前2017年にBerlin Classics創立70周年記念の際に出たCDでのリマスター版(クリストフ・スティッケル氏はそこでもマスタリング・エンジニアを担当)で使用した音源でなく、今回あらためてETERNAのオリジナル・アナログ・マスターテープからアナログ領域でのマスタリングを経て、SACD層用にダイレクトでDSD化を行い、CD層用にも同様の手順により直で96kHz/24bit化を行いましたので、前回時とマスターが異なります。

今回、新規でマスターを制作しました。

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輸入CDコンヴィチュニー『ベートーヴェン:交響曲全集』

演奏は、当時コンヴィチュニーのもとで最盛期にあったゲヴァントハウス管弦楽団の伸びやかな響きを基調とした格式高いもので、旧東独時代におけるベートーヴェン演奏の理想形とも言えるフォルムは現代においても大変魅力的です。

どの曲においてもストレスを感じさせない明朗かつストレートな表情を持ち、細部に至るまで目が行き届いたコンヴィチュニーの手腕には圧倒されます。

特音は1959年から61年までと分散されているものの、オケのコンディションは常に絶好調で、第九における合唱陣は当時の東独のレベルの高さを示していると言えるでしょう。

ちょうど1959年から首席ホルン奏者に就任したペーター・ダム含め、演奏者や録音スタッフ含め全てが最高の演奏記録を残すべく尽力した結果がこれらの音源に結実しています。

録音も約60年前とは思えないほどのクオリティで、温かみのあるコンヴィチュニーの特質を従来以上に感じ取れると思います。



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